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立木徹,小石川秀一,伏見陽児,福山晶子,岩崎哲郎,菊池明
〔キーワード〕製作活動,ティーチングアシスタント,とらえ方の変容,大学生,学外実習
本報告は,ティーチングアシスタントという形式で大学生に行わせた学外実習体験(子どもたちが製作活動を行う場面での支援)が,どのような教育効果を生み出すのかを検討したものである。主な結果は以下の通りであった。(1)実習は参加学生にとって十分満足できるものであった。(2)大半の学生が,製作活動に対する子どもの集中度や工夫する様子,完成した際の彼らの喜びや満足感,さらには道具の使用状況に着目し得た。(3)「小学校における製作活動」に対する学生のイメージがより肯定的な方向に変化した。(4)「小学校における製作活動」は,道具使用に熟達する,科学的原理を理解する,美を追求する,という側面に教育的に有効であると,学生はより強く思うようになった。さらに,(5)「ものを手作りすること」一般に対して肯定的にとらえるようになった。

伏見陽児,立木徹,市川洋子,岩崎哲郎
本研究の目的は、小学生向けの製作活動を小学校教師自らに体験させることにより、「小学校における製作活動」に対する彼らの捉え方をより良い方向に変容させ得ることを検証することにあった。この目的のため全7回(各回おおよそ90分間)よりなる講座「小学校における製作活動を考える」を開設し、各回とも製作活動を体験させた。主な結果は以下の通りであった。(1)小学生を念頭においた製作物であっても教師は十分に楽しんでその製作に取り組んだ。(2)研修で取り上げた製作活動について、当該活動が小学生に及ぼす教育効果をより高く評価するようになった。(3)小学校における子どもの製作活動全般に対する教師の情緒的イメージが、より肯定的な方向に変化した。(4)「小学校における子どもの製作活動」全般が持つ教育効果について、より高く評定するようになった。(5)普段の生活の中でものを手作りすることについて、肯定的側面を高く、否定的側面を低くとらえるようになった。