教授学習過程研究会/仙台2月例会が行われました(2009.3.6)

2009年2月28日(土) 15:00から、約2時間半にわたって、
表記の研究会が行われました。


研究発表の概要は以下の通りです。

町田 洋介 氏(東北大学大学院教育学研究科)
「大学生の要約文産出の違いを生み出す外的要因の検討」
①要約目的の違いにより要約方略が変わるのか、②要約作成と評価では、良い要約の基準が異なるのか、の2点について検討がなされた。結果として、①では、「授業事態」ではテキストそのままのコピーが、「大学での試験事態」では、個人の文章への意見がより重視された。②では、作成の際には元のテキストに明示的な情報を多用することが、評価の際にはテキストから推測される情報が重視された。

大関 嘉成 氏(東北大学大学院教育学研究科)
「読み手の性差観とジェンダーをトピックとしたテキストにおける読解水準との関係」
比較的中立的で妥当な科学的・社会的知識が記された文章ではなく、書き手の主観が記された文章の読解において、読み手の既有知識・意見が影響を及ぼすかどうかについて検討がなされた。結果として、実用論的水準を測定したテストCにおいて、意見の影響が認められた。

斎藤 裕 氏(県立新潟女子短期大学)
「大学生の『物質の密度』理解度調査とその学習支援の方向性
-追補: 学習するルールの操作性と信頼性の問題-」
物質密度に関する外延的課題と内包的課題を通じて、学習者の密度理解の程度を検討した。また、密度についての学習支援の方略を探るために、異なる2種類のテキストを学習者に与え、その効果を検討した。結果として、学習者の密度概念の不十分さが改めて明らかとなった。また、テキストの違いにより、学習者の正答率や内容への信頼度が異なることも示された。


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